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中銀デジタル通貨「バコン」について
2021.09.07ここ1年くらい前から金融関係の仕事をしている方々のお話でよく聞いていたのですがデジタル通貨「バコン」がカンボジアでも運用されるようになった。と。
「バコンってなぁに?」レベルでしたので調べてみました。
カンボジア国立銀行(NBC、中央銀行)は2020年10月28日、同社と共同で開発したデジタル通貨「バコン」の運用を正式に開始した。
簡単に説明すると「バコン」はスマートフォンのアプリを使い、電話番号またはQRコードで店舗への支払いや個人間・企業間の送金ができる決済システムです。バコンは2019年7月からアクレダ銀行、バタナック銀行、外国貿易銀行、ウィングの4つの金融・決済機関と連携してパイロット事業を始め
現在カンボジア国内で現在18の金融機関の決済システムと連携が可能になっているみたいです。
このシステムカンボジアでは元々ウィングが大手だと思っていました。地方のカンボジア人がプノンペンに働きに来てお金を稼いでそのお金を地方のお母さんたちに送金する。
これがカンボジアでは難しいのです。
なぜなら全ての地方に銀行がないからです。ではどうやってお金を送っていたかというとウィングです。
こういう感じで街の中に沢山送金所、受取所として存在しています。
銀行の10倍の数あるみたいですね。
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若い世代への普及と銀行口座を保有していない金融サービスにアクセスしにくいカンボジア人の金融包摂が目的。
金融システムが未熟なのに携帯電話が普及し、民間企業が手掛ける送金・決済サービスが台頭したこと。
さらに自国通貨以上に米ドルが使われる「ドル化」の現状を変え、通貨主権を取り戻す狙いもあるみたいです。バコンはプロジェクト及びシステムの名称で、アンコールワット遺跡群にある9世紀に建造された寺院の名前に由来するとの事。
世界共通のシステムかと思ってましたがカンボジアのためだけのものだったんですね。そしてなんと!
バコンのシステム開発を担当したのは日本のスタートアップ、ソラミツ(東京・渋谷)。
なんかすごいですね。
日本ではキャッシュレス化に向けて、手数料などのコストや相互接続性といった利便性が課題になっている。
ソラミツは地域単位でブロックチェーンを使ったデジタル通貨を普及させ、それらを相互接続することで全国規模にすることを提案している。これ…日本人の金融会社さんの記事でみかけて調べていましたが理由が日本が作ったからその流れ…とかであればカンボジア人がまだ知らないとかもあり得るかもしれませんね。
ローカルにどこまでおりてるのか要チェックですね。しかし、日本が作ったシステムがカンボジアの主要バンクで利用されるというのは鼻高々ですね。